246課題

人間の仮説検証と確証バイアス

人間の仮説検証の傾向を調べる課題が246問題です。

246課題

246課題とは、人間の仮説検証の傾向を調べる課題です。3つの数字の列の法則性を探し出すことが求められています。


実験者は、「2, 4, 6」という、3個の数字からなる数列を被験者に提示し、数列は、あるルールに基づいて3個の数字が並んでいる、と告げる。被験者は、そのルールを見つけることが求められる。
被験者は、自分で数列を作成して実験者に提示すると、実験者はその数列がルールに当てはまる場合は「ルールを満たす」、あてはまらない場合は「ルールを満たさない」を返答する。
被験者は、何回でも数列を提示して良い。被験者は「ルールがわかった」と判断したら、実験者に「どんなルールを推定したか」を告げる。


数字を3つ入力してください。

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数列のルールは

1960年にウェイソンが課題を作ったとき、数列のルールは、「増加する3個の数字」というものでした。

ルールを満たす数列をたずねる傾向・確証バイアス

被験者の手順としては、以下のようになるはずです。

  1. ルールを推測する(ルールAとします)
  2. ルールAを満たす数列・ルールAを満たさない数列をいくつか提示する
  3. ルールAが正しいかどうかを判定する
  4. ルールAが正しいと思われれば実験者に告げる/ルールAが正しくないと思われれば別のルールBを考える
  5. 必要なだけ1~4を繰り返す

手順2では、ルールAを満たす数列だけでなく、ルールAを満たさない数列も実験者に提示して確認しなければなりません。 そうしなければ、ルールが正しいかどうかは判定できませんから。

しかし、被験者の回答としては、「8,10,12」「10,12,14」「20,22,24」「42,44,46」「96,98,100」と提示して、すべて「ルールを満たす」だったことから、 「2ずつ増加する」というように、ルールを満たす例だけを調べてルールを推定したケースがみられました。

上述のような実験結果から、人間の思考パターンには、正しいことを確認して満足する、という傾向があるようだ、とウェイソンは述べています。